2017/04/17 四人麻雀と三人麻雀②

 

■四人麻雀と三人麻雀のお話

 

 以前(2017/04/15)にも、四人麻雀と三人麻雀の違いを、筆者の主観からお話ししましたが、今回はもう少しばかり突き詰めてお話しようかなと思う次第。

 第一回目の記事を読んでいない方は、ぜひ、そちらも併せてお読みください。

 

 前回の記事を公開したところ、「えっ、サンマって飛ばないことが大事なの!?」という反応をいただきました。実際、前回の結論では、

 ①飛ばないこと

 ②点棒状況

 が大事、と締めくくりました。

 今回は、その辺りをもう少し、煎じ詰められれば、と思います。

 

f:id:d_sow:20170415075855j:plain(←kieckyより引用)

 

 

 さて、ところで麻雀において「飛ぶ」とはどういうことでしょうか。

 競技麻雀のルールと遊戯されている方にはあまり馴染みないかもしれませんが、よくフリー雀荘に行く、という方には、まぁ、説明するようなことではないでしょう。

 プレイヤーの内、だれかひとりの点棒が0もしくはマイナスになった時点で、ふつうのフリー雀荘のルールではその半荘は終了となります。(サンマの場合は、0点もトビとする場合がふつう)

 飛ぶことをデメリットとはなにか? これは前回も紹介しましたが、

 

 ①そこで半荘が終了してしまう

 ②トビ賞というものが発生する

 

 の二点です。いかに自分にオーラスの親が残っていようと、飛んでしまった時点で、その半荘内で挽回のチャンスはありません。

 しかも、多くの雀荘では、トビ賞というものを採用していて、飛んだ人は飛ばした人に、一万点分、すなわち10.0ポイント分の支払いが課されます。

 例えば、20半荘打って、5回飛んだ人と、1回しか飛ばなかった人とでは、40.0ポイント分もの差が生じてきます。

 

 〇じゃあ、飛ばないようにするには?

 

 飛ぶのはいけないことは分かった。だからといって、好き好んで飛んでる訳じゃない! というのはもっともなお言葉。どうすれば飛ばないようにできるのか。

 そんな大それた技術は必要ありません。ちょっとしたことを心がけるだけ。

 ①親には基本的には逆らわない

 ②子に対しては、失点覚悟でガンガン行く

 の2点。

 

 ①については言わずもがな。親の打点は子の1.5倍なのだから、親のリーチに突っ込みまくるなんていうのは愚の骨頂。

 しかし、それを分かっていながらも、案外みんなやりがちな、行動として、

 

 自分が子で、点棒が18000点を切っているような状況で、軽々にリーチ

 や、

 役牌の対子を、気軽に鳴いてしまう、など。

 

 が挙げられます。

「だって、役がないもの!」とか「早く上がって親を流さなきゃ!」など、様々な主張があるでしょう。お説ごもっとも、けれど、それが案外悪手となりえることが多いのです。

 

 確かに、先制両面リーチというのは強力です。他家をプレッシャーでオロすこともできるし、裏や一発など、打点の向上も期待できます。が、それは同時に、自分が一切オリることができなくなる、という諸刃の剣なのです。

 

 18000点未満の子のリーチに対して、果たして親は和了に消極的になるでしょうか。たとえ、親の点棒があなた未満の少ない状況だとしても、逆転を目指すために、ベタオリすることは少ないでしょう。

 つまり、リーチをかけることはすなわち、相当の確率で、あなたは親のリーチに対して全ツッパしなければならない、という窮地に立たされることを意味するのです。

 そしてもうひとつ、デメリットがあります。それは、もうひとりの子が一気に消極的になることです。

 もうひとりの子の立場に立って考えてみましょう。例えば、自分の点棒が20000点程度で、2シャンテンの状況下、子の先制リーチが入りました。

 無理を強いてまで、和了に向かうでしょうか。答えは、きっとNOのはずです。

 そして更にいえば、点棒が優勢であるならば、これ幸いとベタオリを決め込むはずです。

 

 点棒が少ない状況での子のリーチは、多大なリスクを伴います。ともすれば、得られるであろうアドバンテージ以上の。

 しかしながら、テキサス・ホールデムのように、これらを数値化することは難しく、各人のバランス感覚に依るところは大きいでしょうが、少なくとも、いまお話したことを頭に留めておけば、点棒劣勢下、聴牌したからといって軽々にリーチを吹っ掛け、親に押し返された結果、みじめにも飛ばされることは少なくなるでしょう。

 

 続いて、役牌対子をポンすることのリスクについて触れていきましょう。

 例えば、先ほどの例と同じ点棒状況で、配牌に中の対子があり、親の第一打で中が打たれました。そしてこれをポン。

 役が付いたので、リーチのような全自動ツモ切りマシーンになることなく、和了へ一歩近づいたことになります。が、同時に、ひとつのリスクを背負うことになりました。

 それは、親のリーチに対する安全牌を二枚減らしてしまったこと、です。

 極端な例ですが、次巡で親リーが入った場合、あなたは残り10枚の手牌で、親のリーチと闘わねばなりません。

 

 三人麻雀において、手を短くするというのは、四人麻雀に慣れてしまった皆様には想像もつかないほどのリスクです。しかも、他家からは和了に向かうモーションとして捉えられるため、前述のように、もうひとりの子が消極的になってしまい、結果、親と1:1で対決せねばならない、ということにもなりかねません。

 

 四人麻雀においてもそうですが、自分以外の子を利用する、というのが、三人麻雀においてはより重要になってきます。というのも、それは四人麻雀に比べて親の平均打点が高く、ともすれば、東発原点からもいきなり飛ばされる危険性を孕んでいるからです。

 

 

 最後になりましたが、②の子のリーチには失点覚悟でガンガン行く、ということについてお話します。

 

 親のリーチは怖いもの、と耳にタコができるくらいにお話ししましたが、では子のリーチはどうでしょうか。むろん、失点は望ましくないものですから、子のリーチに対して無為無策で全ツッパというのは、やはりよろしくありません。

 しかし、例えば、親が華を三枚も抜いていて、他家の子が華ナシ先制リーチ。自分の手牌は、2シャンテンという状況。

 当然、ベタオリ、という選択肢もひとつですが、もうひとつの選択肢として、あえて全ツッパしてみる、という方法もあります。

 うまく行けばリーチをかけられて、親に対するプレッシャーにもなりますし、和了までたどり着けるかもしれません。

 仮に振り込んだとしても、子の華ナシリーチなんて満貫止まりでしょうし、親の大物手を空ぶらせたことになります。

 

 

 さて、大雑把に、「飛びを回避する方法」というものを述べてみましたが、当然、ケースバイケースというのは言わずもがなです。

 が、こういう選択肢もあるんだな、というのを頭の中に留め置いてもらえたなら、幸いです。